須賀川市の医療・福祉サービス施設の枯渇は、特に一部過疎地域において深刻となっており、2023年6月時点では長沼地区と岩瀬地区を併せても数軒のみです。高齢者は中心部の総合病院まで通っているのが現状ですが、そのための公共交通機関の確保も喫緊の課題であります。誰もが安心して暮らせる地域を目指すための「医療・福祉サービス」と、そのための「交通機関」の拡充を目指します。
過疎地域の「医療・福祉」と「交通手段」の拡充
「農業×福祉×スポーツ」で健康で長生きできる社会を
医療サービスの拡充が喫緊の課題である一方で、医療行為のみでの健康維持にも限界があると感じています。日本全国において高齢化・長寿化が進んでいる中、いかに「健康で長生き」できるかが今後の本質的な課題であることは間違いありません。農業とスポーツの良さを生かして福祉を充実させることで、年齢・性別・障害の有無に関わらず、誰もが自分らしく健康で生きられる社会の実現を目指します。
自然を活かした「環境と共生」する地域づくり
須賀川市の自然環境を活かした地域づくりを推進します。具体的には、アウトドアイベントや自然を生かしたアクティビティの拡充、また「ゼロウェイスト」を目指したゴミ分別の徹底や環境教育を行うことで、環境負荷削減の先進地域となることを目指します。
ともに寄り添い、ともに支え合う。
旧長沼町に生まれ、市内の高校へ進学し、専門学生時代と世界各国を周っていた期間を除いて、私は人生のほとんどをこの土地で過ごしてきました。
外の世界を見てきてから改めて感じる地元・長沼の魅力は、「住民同士の支え合う文化」が残っているところだと思っています。地域の人たちがそれぞれのことを気遣い、時には遠くで見守りながら、時には手を差し伸べあるいは取り合って、地域の一員として暮らしていく。一見すると古びた“しがらみ”とも捉えられてしまう文化ですが、同時に私はこの地域の“つながり”こそが、今とても求められているように思います。
2022年4月の法改正により、「一部過疎」として岩瀬地区とともに過疎地域に認定された長沼ですが、「過疎地域だから」と諦めてしまうには、もったいない魅力や財産がまだまだあると感じています。それらを皆さんと共に見つけ、磨き、残していくことで、未来の子供が誇れる長沼・須賀川を残していきたいと強く思うのです。
『大人が輝く街をつくろう。子供が誇れる未来へつなごう。』
地元への想いと希望を込めて、このスローガンを掲げ、まい進して参ります。